抗がん剤治療や脱毛症などにより髪を失った女性のための医療用ウィッグ専門店「ワンステップ」を運営する株式会社テラスハートジャパン(本社:大阪市北区、代表取締役:堀江貴嘉)は、お客様の地肌に合う色を選んで生え際をオーダーメイドできるウィッグ「S-Line(エスライン)」を5月初旬から販売しています。
S-Lineは、当社が2021年から行っているエピテーゼ※の技術を活用して開発した特殊シリコーンの生え際です。従来のレース製ではなく特殊シリコーンでできているため、さっと被るだけで専用のテープがなくても頭にぴったり密着し、風が強い日でも安心して着用いただけます。治療や症状と向き合いながらも、今まで通り働きたい、子育てをしたい、おしゃれを楽しみたい…
快適な着け心地と見た目にも自信が持てるクオリティーを追求したS-Lineによって、そんな女性たちのQOL(生活の質)向上に貢献できればと考えています。
※エピテーゼ:手術や事故などで体の一部が欠損した場合に医療用具として取り付ける人工物。当社では乳がんで乳房を切除した女性に向けたシリコン製の着脱式人工乳房「リアリーフ®」を製作・販売しています
当社設立時(08年)の医療用ウィッグは人工毛の生え際に分厚いウレタンを使用しており、前髪をあげるととても不自然でした。
そこで「生え際を出してアップスタイルができるウィッグを」との思いから試行錯誤し、薄いレース生地を使用した、生え際が自然に見えるウィッグを作り、09年から販売を始めました。
こうした結果、業界では近年、レース生地を用いたウィッグが主流となっていますが、合成繊維であるために使用頻度とともにほつれて植毛した髪が抜ける、チクチク・ゴワゴワした肌当たりになるなどの課題もあります。
そこで着目したのが、当社が21年からスタートさせたエピテーゼ事業です。安全性が高く、自然な見た目で体にフィットする特殊なシリコン製の着脱式人工乳房「リアリーフ®」を開発する中で「これをウィッグに活用できないだろうか」と模索が始まりました。
そして3年以上、研究と試作を繰り返して、独自の特殊シリコーンを使った生え際が誕生しました
進化① 肌色を選んでより自然な生え際に
一般的なウィッグの生え際に使用されているレース生地は、独特の赤みがあります。そのため、ファンデーションでカバーしたり、植毛した髪の根元をブリーチしたりして不自然さが目立たないようにしていました。
また、レースは薄いためほつれやすく、毛が抜けてしまったり、装着の仕方によってはシワが寄って浮いて見えてしまったりすることも…。
そこで、より自然かつ肌に優しい生え際を目指して挑戦を開始。
ほどよい光沢感や適切な厚みなど、さまざまな課題を1つ1つクリアして特殊シリコーンの生え際を開発し、レース生地の撤廃に成功しました。
ご注文があった際には、日本人の肌になじみやすい4色からお客様ご自身の地肌に一番近いものをお選びいただき、エピテーゼ事業で培った技術を活かして着色を行います。
1人1人に合ったオーダーメイドの生え際を作製することで、風が吹いたり髪をかきあげたりしても頭皮との境目が分からないほど自然な見た目の生え際を実現しました。
進化② わずか20秒?!テープ不要でさっと装着、ぴたっと密着
S-Lineは、テープでの固定がいらずさっと被るだけでOK。朝の身支度の“時短”になる上、出先でも簡単に手直しが可能です。
装着の手軽さに加え、伸縮性のある特殊シリコーンが生え際にぴったり密着してズレを防ぎます。
着脱にかかる手間やズレへの不安から解放され、急な来客対応やちょっとした買い物、子供の送り迎えなど、ノーテープウィッグでより快適に日常生活を過ごしていただけます。
実際にS-Lineを着用したお客様からは従来のウィッグと異なる着け心地に驚きの声をいただいています。
・きつくないのに密着していて安心感がある
・生え際がウィッグだと分からないほど自然、自分の毛のよう
・髪を後ろに引っ張ってもまったく ズレず、微動だにしない
・テープをせずに着用できるのは楽
S-Lineをご利用できるのは以下の3種類のオーダーメイドウィッグです。
〇〇市の××××様
あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゃゆゅよらりるれろわ・を・ん
〇〇市の××××様
あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゃゆゅよらりるれろわ・を・ん