人工乳房の適正価格と普及を目指して～グローウィングの挑戦～

ソーシャルプロダクツ・アワード2023において、ソーシャルプロダクツ賞を受賞

抗がん剤治療や脱毛症などにより髪を失った女性のための医療用ウィッグ専門店「ワンステップ」を運営する株式会社グロ－ウィング（本社：大阪市北区、代表取締役：堀江貴嘉）は、2021年11月1日（月）より、乳がんで乳房を摘出された方に人工乳房「リアリーフ®」の販売を開始し、既に800人を超えるお客様が全国の直営店舗へご来店いただいております。（2023年3月時点）

お客様に人工乳房を納品した際に、「胸を失っても平気だと思っていましたが、リアリーフを装着してみて、胸があることがとても嬉しくて、やっぱり悲しかったんだと気付きました。自尊心を取り戻せたように感じます。」というお言葉をいただきました。

販売当初から業界を変えるべく、オーダーメイド人工乳房の適正価格での販売にこだわり今日まできましたが、その言葉でますます私たちの役割に気付かされました。

国内で乳房エピテーゼを専門とする場所は少なく、正しい情報を集めることは容易でないのが現状です。
そのため、価格にばらつきがあり高額なため、治療に専念できるどころか様々な負担がかかってしまいます。
当社のこだわる「全国にある直営店での相談」では、全国の店舗でご相談いただける環境を整えており、医療用ウィッグも同時にご相談いただけます。手術前の方のご相談も多く、安心してご相談いただける環境です。「最新の3Dスキャナー」を使用した計測は、身体に負担をかけることなく、10分前後で終了します。正確な数値でお客様の情報を読み取り、自社に設置した専用のプリンターで傷痕にフィットする人工乳房を作製することが可能です。また「自社工房」にて従業員が一人ずつ丁寧に造形・着色し、ほくろや血管などリアルに再現し、完全なオーダーメイドとして提供いたします。業界では50～80万円前後のオーダーメイド人工乳房を、当社では大きさ・形も関係なく27万5千円（税込）で提供しております。すべては、お客様が負担なく、治療に専念できる環境を整え、最高の笑顔を取り戻してもらいたいという想いからです。

今まで当社の医療用ウィッグは数々の受賞経験がありますが、この度、人工乳房をより多くの方に知ってもらいたいという想いで「ソーシャルプロダクツ・アワード2023」に応募いたしました。そして「ソーシャルプロダクツ賞」を受賞いたしました。これからもより多くの方に知ってもらうべく、周知と技術向上に努めて参ります。

◆ソーシャルプロダクツ・アワード (SPA)とは

ソーシャルプロダクツの普及・推進を通して、持続可能な社会を実現することを目的にした、日本で初めての、そして唯一の、ソーシャルプロダクツを表彰する制度です。
優れたソーシャルプロダクツの情報を生活者に広く提供するとともに、ソーシャルプロダクツを通して持続可能な社会づくりに取り組んでいる企業、団体を応援します。

参考：https://www.apsp.or.jp/socialproductsaward/

「リアリーフ®」は、着脱式のオーダーメイド人工乳房です。

見た目の自然さだけではなく、FDA※認証シリコンを使用し、肌に優しく安全な品質である事、独自の配合で他にはないリアルな柔らかさが特長です。乳房の全摘出・部分切除をされた方に、傷痕を癒すフィット感を体感いただけます。

※FDA（Food and Drug Administration）とは、米国食品医薬品局です。FDAの定める規格を満たしていることが国際的な標準となっており、安全性や有効性の基準とされています。