医療用ウィッグ（かつら）で乳がん患者の社会復帰をサポート

抗がん剤治療や脱毛症により髪を失った女性のための医療用ウィッグ専門店『ワンステップ』を運営する株式会社グローウィング（大阪市北区）は、本物の髪に近いクオリティで肌に優しい医療用ウィッグを販売しています。乳がんに罹患しても働きながら治療を続ける多くの女性の為に、医療用ウィッグで社会復帰の手助けを行います。脱毛による精神的・身体的ストレスに悩まされず、日常生活を快適に過ごすことができる当社の医療用ウィッグを通して、業界全体の品質向上に働きかけて参ります。

　抗がん剤治療の副作用により脱毛した頭皮は敏感な為、少しの刺激でさえも肌への負担は大きくなります。一般的なウィッグの場合、頭皮に当たるウィッグの内側にナイロンなどの化学繊維で出来た生地を使用している為、長時間着用すると肌が荒れて使用できず、その結果外出を拒むようになる人もいます。また、髪質やつむじ部分の見た目の不自然さにより、周りの視線が気になるなど、精神的にもダメージを受ける人も多いです。その為、医療用ウィッグには身体的・精神的苦痛に配慮した品質のものが求められています。義足や義手のように本物の髪に近い作りがされており、脱毛による精神的なストレスの軽減や社会復帰を手助けする役割があります。

　当社が2014年9月に発売した医療用ウィッグ「witton（ウィットン）」は、頭皮に当たるウィッグの内側にオーガニックコットンの生地を使用しています。また、一度もカラーやパーマをしたことがない高級人毛を１００％使用し、つむじや生え際の完成度にこだわったことから、近くで見ても本物と区別がつかないほど自然です。

　同じように、乳がん患者の社会復帰を支援する外見ケア製品として、人工乳房や乳がん患者用の下着などがあります。快適に使用でき、周りの視線を気にせず生活できるような工夫がされている点は共通しています。

日本人女性の１１人に１人が乳がんに罹患する時代で、年齢も３０代から４０代の若い女性の罹患率が高いです。働きながら治療を続ける女性の為にも、身体的・精神的ストレスに悩まされず、脱毛前と変わらぬ生活を送ることができるよう『医療用ウィッグ』をはじめ、外見ケア製品の品質・役割について理解のある社会を目指して参ります。